毎日を小さく切り取る

ノスタルジックな写真と、看護の話

チャンスを断つ

 

ずっとオペに入りたくて、いろいろ言ってたのに、いざ声をかけられると

「今の自分にはキャパがありません」と。

それでいい、よく言った自分と思っていたのに、なぜかすっきりしない。

 

忙しくて、消耗・消費させられてるような日々。私のやりたいことはここではできない、やめたい、辛い…。

なにより、学びたい、という気持ちが起きない。

だからそう言ったはずだった。

 

今日、このことを誰かに言わずにはいられなかった。

「もったいないなー、なんでもいまのうちにやっときなよ。

せっかくきたチャンスが回ってきたのに」

父親はそう言った。

 

なんでもやる!その宣言をして入職、ここまできた。

すっきりしないのは、やりたい気持ちがまだあるからだと思う。

こうなったら、どうしたらできるのかを考えたい。

 

自分で引き寄せたチャンス。

 

自分自身の看護計画

突然の下腹部痛が襲って、婦人科を受診してみたのはもう4年前にもなる。

子宮内膜症と言われて、ピルを飲みはじめて3年。

なんか嫌な予感がして、乳腺外科に行き、左胸にしこり発覚。

ピルはやめた。

その後、乳房再検査、状態変わらず経過観察。

ピルをやめて月経は周期通りに来ているが、やや経血は多く、腰痛もある。

ピルを飲む前と一緒。

 

もう、薬はお金もかかるしあんまり飲みたくないなと思っていた。

本日婦人科受診。卵巣サイズはあんまり変わってないけど、腫れてる感じが、

エコー見て私でも分かった。

先生は「薬飲みますか?婦人科は乳腺のことはわからないから、どうするか自分次第」と。

「向こうの先生なんて言ってた?」

(とくになにも…(実際、乳腺外科の先生にやめていること話したら、はい。で終わった))

「聞かなきゃ」

(婦人科的には飲んだ方がいいんですか)

「どっちでも、本人次第。薬出しても自己都合で飲まない人もいるでしょ」

(なら…ちょっと生理重いけど、あんまり飲みたくないのでやめて様子見ます)

「まぁそうするとまた大きくなってきちゃうけどね」

と。

何とも言えないやりとりでした。

 

とりあえず、婦人科系受診する場合は、万が一のこともあるから乳腺外科も一緒に見てもらえるようなクリニックなりを探すのをお勧めします。

自分は医療者の末端ではあるけれど、自分の状況というか、必要な情報がなんなのか、きちんと把握でていないし。というか説明が端的でせかせかしていて質問聞きずらいし。

患者さんになって、医療者とコミュニケーションするのがこんなに大変なんだって、思い知った日でした。

 

いうても、自分の身体なんだからな~。

ちゃんと情報収集して、アセスメントして、看護計画立てた方がいいわ

と、自覚できたきかっけになったといえばなった。

 

息の長い看護師

 

ある先輩をみて思ったこと。

 

知識がたくさんあって、アセスメントがすごい人がいる。

知識のアップデートは大切。でもしきれない、学生でもあるまいし。

学校出たての人たちにはかなわない。

 

そうした状況にあるとき、どんなことを先輩から学ぶか。

多分、どういうふうに対象を支えようとしているかかな…、とおもった。

元気づけようとする、髭をそる、かみのけをとかす。

一言でいうと療養上の世話ですよね。

ここに関する感性の豊かな人、ケアとして人に提供できる人が、最終的には長く長く仕事をしていくことのできる人なのかなと思った。

 

 

 

レビューブックなしで看護師国家試験を乗り切る

 

最近、YouTubeで看護系ユーチューバーの方の動画をみていると、国試対策的な動画が上がり始めているなぁという印象がありました。

そこで自分がこだわっていた、レビューブックなど参考書を買わずに対策をする、ということについてちょっと書いていきたいと思います。

 

自分は昨年、看護師国家試験を受けました。

試験対策として、レビューブックやクエスチョンバンクがマスト的な風潮があります。

クラスメイトもほとんど持っていました。

 

みんながどんどん購入して学校に持ってくるもんだから、

「私も買った方がいいのでは…」と何度か思いました。

しかし、結構お値段しますなぁ(私にとっては)と感じ、なんとか買わないで行こうと心に決めました。

 

そこで、私はどのような対策をしたかというと、

【模試のフル活用】です。

 

私の通っていた学校では、月1~2くらいでほぼ強制的に模試を受けるようにスケジュールに組み込まれていました。

模試も回数を受けると、結構な値段になりますよね。

でも、その値段、どこにかかっているのかなと考えた時、私は回答・解説の冊子にかかっているのではと思いました。

会社によって違いますけど、カラフルだったり、図も多くて(しかも実習とかでよく使う参考書から引用されていたり…)、なんか参考書そのもの感があります。

これを活用しないわけにはいかないと、模試には強制的にお金払わないといけないんだから、使い尽くしてやろうと、またしても心に決めたわけです。

 

では、模試や回答・解説冊子をどのように活用したかについて。

①模試を受けた日からそう遠くない日にのうちに、冊子を読みます。

「あー、答えこれかよ」と答えを見て思い、「へぇー」と解説資料をみて感じる程度。

 

②冊子には問題文、選択肢も同ページに書かれています。なので、答えや解説の部分を隠して(腕とか手でだいたい隠せます)、問題を再び解いていきます。

答えの番号には丸でも付けて汚していっていいです。

その後すぐに腕と手をどかして、答え合わせしていきます。

間違えたら問題番号のところにバツつけていくのを忘れずに。

また、「あってたけど勘だったな」、「答え一つに絞れ中なかった」「迷った」、問題は、△を問題番号につけておきます。

そして、解説を読み込みます。解説だけで足りなければ教科書やネットで調べます。必要であれば書き込んで補足します。

 

③また一から冊子をめくっていき、問題答えにさっと目を通し、バツつけた間違った問題や、いまいち理解してない△を付けた問題はもう一度解説を確認。

自信をもって選択肢を消せなければ、教科書とかネットで調べます。

その後、冊子中の「苦手な暗記の部分」「よくまとまっててくれてる」「大事そうだな」と思う解説資料(表とか画像)を切り抜き、ルーズリーフに貼っていきます。文章ならそれをルーズリーフにかく!

(切り抜きがめんどくさければ付箋でもいいと思いますが…、やぱりルーズリーフまとめがおすすめ。大まかに教科書の分類でまとめとくとその後見返しやすいです)

 

こうした作業をしていました。

切り抜きもしたので冊子はぼろぼろ、③が終了すると冊子捨ててました。

ちなみに、

……これで3回は問題を解いたことになります。

 

そして、大事なのはそのルーズリーフを1日一回ざっと眺めること。ぱらぱらと。

うん、問題は理解することが一番大事だけど、覚えるところは覚えないと解けないのよ。覚えるためには何度も見る、目に焼き付けるしかない(笑)

 

 

文才なくてうまく伝わらない可能性大ですね…。すませn。

とにかく、工夫すればレビューブックなしで乗り越えられます!

ファイト!

 

 

准看護師と看護師

 

自分は看護師です。

どのようなルートで資格取得に至ったかと言うと、

准看護学校→進学コース 

というルートです。

 

もともとは准看護師資格だけでいいや~、なんて思ってたんですが、

正看護師まで取りたいと思ったきっかけがありました。

それは、実習での出来事があったからです。

 

実習で行く田舎の大きな病院は、どこも准看護師を雇用しない病院でありました。

その病院はほかにも、正看護師養成学校(3年制とか4年制とか)の学校の実習先でもありました。

そのため准看護学生の実習では、

・正看護師が准看護師にどこまで教えるべきなのかがわからないといわれる

・准看護学生だけど、正看護学生と同じことを求められる(看護計画とか)

・なんで准看護師に教えないといけないのかと直接いわれる

という状況がありました。

 

…3番目のことは、理不尽すぎてなんか堪えました。

でも、准看護師ってこんなに蔑まれるの?と感じ、正看護師まで取っといた方がいいのかな、と漠然と思うきっかけになりました。

 

 

そんなこんなで、4月から正看護師として病院で働いている身になりましたが、

この病院では、准看護師も正看護師もどっちも働いています。

名札はどちらも「看護師」と記名されていますが、看護記録では「准看護師」「看護師」と名前の前に記載があります。

 

そして仕事内容の違いとしては、准看護師の方はリーダー業務にあてられません。

准看護師は看護師の指示のもと…」って保助看法にあるからだと思います。

 

先日、12月から2年目の正看護師の先輩がリーダー業務とか手術に入っていくよ、と部署会で発表がありました。

3年目の准看護師の先輩が一人いるんですけれど、リーダーになれませんし、手術もちょこっとのみ。同期の正看護師の先輩は、リーダーもガンガンやるし、手術もどんどん入っています。

 

正直、私は正看護師とっていてよかったと思ました。できることが広がる。

3年目の准看護師の先輩は、とても隅々まで気が付く人で、後輩のフォローもきちんとこなし、勉強もしっかりされているんだなって印象を持つ人です。

その先輩には、正看護師とってほしいな…とひそかに思いますが、まぁいろいろな事情もあるんだと思います。

 

リーダー業務以外はやっている業務はおんなじに見えるし、なんか資格一つでいろいろだなぁと、思わざるをえなかったできごとでした。

という話。

 

 

廃工場の詳細

 

数年朽ちたままで、ようやく昨年くらいに片づけられれました。

 

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夕暮れと錆の重なりが良き

 

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風の強い日はとたんが結構バタバタしていて、

飛んでこないか心配でしたね。

すっぽかされたままの建物って、そういうの危険だよね。

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すでにもう倒れている。

 

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いい曲がり具合できれい

 

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いろんな木材の大きさ・かたちがごっちゃりなのがいいです

 

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順番に屋根が落ちた様。

アルプスの山々です。

 

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きれいな色褪せブルーと錆色

 

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きれいな錆、上がります

 

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紐の色褪せ、やっぱりブルーがポイント

 

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椅子もあったよ

 

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一つ一つに朽ち方の個性があるんですね

 

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ちょっと寄る

 

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そのまま、木材乾燥機

なにがあったのか想像させてくれるのがいいですね

 

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溝にはゴミたち

地区のごみ清掃でも拾われないままだったんですかね

手前のMax coffeeの缶、真っ白

 

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全貌はこんな感じ

 

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今はもうさらっさらなこの跡地を通ると、なんだかさみしくなります

 

建物が、

きれいなままで壊されるのと、

朽ちた末に壊されるのと、

どちらがいいとかはないけれど、

どちらも、はかなくて、美しいと思う。

人間の生きていくことと似ているような感じもします。