毎日を小さく切り取る

ノスタルジックな写真と、看護の話

「私は燃えている」

余命を宣告されると、人は燃えるのだろうか。

彼の肺がんは、膵臓へ、肝臓へ転移しており、もうあまり長くないとようだ。しかし、「今こうして皆さんと会えていることが幸せですし、前は胃がんを乗り越えたのだから、もう悔いのないように生ききりたい」と彼は言う。

そう宣言した翌日、「私は燃えている、よろしくお願いします」と連絡があったよう。彼の中に沸き上がっている生へのエネルギーに、ただただ、人間の素晴らしさを見る。

あなたらしい死に向かって。こちらこそよろしく。