毎日を小さく切り取る

ノスタルジックな写真と、看護の話

初雪の朝

雪は嫌いだ。なぜ嫌かって、交通障害を引き起こすからだ。

昼ごろまで降り続いた雪は、今年の初雪だった。現実と向き合わさせられる。これからの数ヶ月が思いやられる。

早起きにゆっくり運転、疲労とイライラを蓄積しながら職場に着く。テラスの窓の近くに、早起きして雪を見つめるおばあちゃんがいた。

「○○さん、朝から雪で寒いし早起きだしもう最悪ですよー。とりあえず早く雪止まないですかね?」。溜める場所のない不満が溢れだしてしまう。少しの沈黙の後、雪を見ながらおばあちゃんは言った。

「うーん、まぁ初雪なんだから勘弁してやってよ」。

 

参りました。