毎日を小さく切り取る

ノスタルジックな写真と、看護の話

「そろそろ落ち着こうと思って」

「そろそろ落ち着こうと思って」。先日、約3年ぶりに再会した友人が繰り返した発した、結婚に向けての言葉である。
彼氏もいない、冬が近づくにつれてさみしさを感じている現在、友人の言葉はただただ衝撃的だった。
しかしもっと強くハッとしたのは、人生の時間感覚の違いというものについて。同い年で、高校時代は比較的一緒にいることが多く、なんとなく同じ時間の流れの中を生きているような気がしていた。いや、私たちは同じ時間の流れの中に、確かに生きていたし、実は今も生きている。でも、人生にはまたそれぞれの時間軸や速度そんなようなものがあるようだ。
「そろそろ落ち着こうと思って」、なんて、若干25歳が使う言葉じゃないと思っていた。でもそれは私の人生の時間軸からの見方であり、友人はもう十分遊びつくした後のなのだって。
人生のターニングポイントを迎えようとする姿を見て、友人のその大きな決断に拍手を送る。ついでに、まだまだ想像もできない自分の未来への想いも乗っけて。