毎日を小さく切り取る

ノスタルジックな写真と、看護の話

先生の字

国語の先生は面白い先生だ。彼の言葉には無駄を全く感じない。言葉のエキスパートであることをいつも感じさせる。

彼の板書への字は達筆。それでいて力強い。たまに読みづらいが、一字一字に書き手の意味を感じさせる字だ。
今日、先日提出した小論文の返却があった。朱の入った作文用紙、初めて見た板書以外の文字。力強いのに震えるような字であった。老いの影響であることははっきり分かる。
かすかに寂しさを感じつつ、魂のこもった字を見つめる。言葉を、文字を通して「伝える」ことへの情熱は、きっと永遠なのだろうな。